令和5年度総会と土壌浄化法ブータン説明会が開催されました。2023.06.12
  令和5年5月24日に、日本土壌浄化法ネットワークの通常総会がと開催されました。
総会の様子 新型コロナウイルスの流行から、全国に会員がいらっしゃる当NPO法人では委任状による承認と事務所での開催という形での総会が続いていましたが、本年は3年ぶりに事務所の外で総会の開催が叶いました。 新型コロナウィルスがなくなったわけではありませんので、対策として各々マスクや人的距離を保つように努めて開催いたしました。 議事進行のため、久田文人副理事長が議長に選出されました。
昨年度の報告と決算書の報告、今年度の活動計画案と予算の説明が事務局よりなされ、いずれも異議なしということで承認されました。
「引き続き今年度も縮小傾向ではありますが、情勢は変わってきておりますので、少しずつですが活動を続け、皆様からのご提案を頂きながら活動ができたら良いなと思っております。」と楯事務局長はまとめました。

今年は役員改選の年ではありませんが、稲垣茂理事長が理事長職を退任することとなりました。そこで、今回の総会に先立ち理事の互選により、今年度は鎌田浩副理事長が理事長に、副理事長は木村弘子理事が副理事長に選出されたことが報告されました。
NPO法人には10人の役員が必要なため、今回、平野清久氏が事務局より挙げられました。平野清久氏は本日欠席ですが、委ねる旨をいただいています。平野清久氏の理事就任について異議はないか決が 取られ、承認されました。これにより、理事が定数に達しました。
福島県会津坂下町に当NPO法人の福島事務所を設置しておりましたが、稲垣氏の退任に合わせ、事務所の廃止を希望されました。これについて廃止の承認がなされました。
以上で本日の議事が終了しました。
新理事長となった鎌田浩理事長をはじめ、理事の皆様から一言ずついただき、最後に、木村恭彦理事が閉会を宣言で今回の総会も無事に終了となりました。

総会後、休憩時間をはさみ土壌浄化法ブータン説明会がおこなわれました。スライドの表紙
ブータンには、2013年に外務省の「案件化調査」でニイミトレンチを設置、2016年にはJICAの「普及・実証事業」でニイミシステムによるモデル施設が設置されています。
 それに続き、今年、新たな土壌浄化法の下水処理場を設置する事となりましたため、木村弘子副理事長により、今までの経緯と今回の計画の詳細が説明されました。
今回ブータンのゲルソンインフラから見積り依頼が届いたのは、今までの土壌浄化法の活動とHEJO下水処理場が大きな後押しになっていました。
土壌浄化法の処理施設を設置するゲルソン学園は、首都ティンプーから10時間位かかる場所にあります。
工事はゲルソンインフラというブータンの公共事業を取り扱っている部署が直接工事を行っています。現地視察の際にはもうすでに出来上がっている建物もありました。
完成しますと、軍事訓練と職業訓練の施設ためのになります。来年2月には供用開始の予定です。